コンビニやスーパーで手軽に買えるカット野菜や野菜サラダ。
外食チェーン店で出されるサラダ野菜。
手軽に野菜が摂れるのでとても便利ですよね。
そんな便利なカット野菜ですが、
「殺菌するために薬品がたっぷり使われている」
「栄養価がほとんどない」
など、あまり良くない噂があります。
健康のために野菜を摂っているのに、食べることで健康を害してしまっては本末転倒ですよね。
本記事では、そんなカット野菜についてご紹介します。また安全なカット野菜もご紹介します。
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からだにいい食品を摂るより、からだに悪いものを避ける無添加生活がおすすめ♡
- ずぼらな働く母
- 息子(ぼく)のアトピーを食事で改善
- 添加物や農薬をさけた自然な暮らしをしている(5年目)
- 家族(主にぼく)想いで添加物や農薬にくわしい
- 無添加食品が好き
カット野菜が危険とされる理由
なぜ、カット野菜が危険とされるのでしょうか?
それはずばり、調理工程での消毒・殺菌と調理後の添加物です。
え?生野菜に消毒が?添加物が?
カット野菜になるまで(工程紹介)
丸ごと野菜からカット野菜になるまでの代表的な工程は以下のようになります。
- 水洗い
- 中性洗剤で洗浄
- 水洗い
- 高濃度(50~100ppm)の次亜塩素酸ナトリウム溶液で洗浄・殺菌
- 水洗い
- 変色や腐敗を防ぐことを目的に、pH調整剤を添加
カット野菜の袋を開けたときにプールのようなにおいがしたことがありませんか?
においの正体は「次亜塩素酸ナトリウム」です。
次亜塩素酸ナトリウム以外の消毒方法もありますが、表記がない場合は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒しているとみていいでしょう。
パッケージの裏面に次亜塩素酸ナトリウムの表示がない場合は
「使っていない」と判断していいの?
表記されていないからといって使っていないわけではありません。
水洗いをすることで次亜塩素酸ナトリウムの残留がなくなるとされているため、表示は免除されるのです。
加工助剤やキャリーオーバーに該当する場合、添加物表示が免除されますが、これと同じです。
ほかにも、オゾンや電解水で殺菌する方法もありますが、
次亜塩素酸ナトリウムによる洗浄が最も多い除菌法です。
次亜塩素酸ナトリウムとは?
次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌消毒剤として極めて有効とされている添加物です。
どのくらい強力かというと、消毒用アルコールでは退治できないノロウイルスでも次亜塩素酸ナトリウムなら退治できるくらい強力な消毒効果を発揮します。
身近なところでいうと「ハイター」や「カビキラー」と同じ成分です。
※いずれも次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系漂白剤です。
食品に対しては、漂白剤や殺菌剤として使用されます。
以前は、黒ゴマを次亜塩素酸ナトリウムで漂白し白ゴマとして販売したり、なんてことがあったそうですよ。
(今はゴマへの使用は禁止されています)
ただ今でも、中国産の真っ黒な廃材ゴボウを次亜塩素酸ナトリウムで漂白して白いゴボウ(水煮)として販売する…なんてことがあるそうです…。
たしかに水煮パックの野菜って漂白したような白さかも…
カット野菜だけでなく、真空水煮パックの野菜にも使われているんですね。
わたしの感覚では信じられない活用法でおどろきました。
カット野菜のからだへの影響
そんな次亜塩素酸ナトリウムですが、厚生労働省は、充分に水洗いをし食品に残留しないことを前提に安全であるとしています。
「次亜塩素酸ナトリウム」はハイターやカビキラーと同じようなものだとご説明しました。
しかし、ハイターやカビキラーを使うとき、ゴム手袋で手を守り、めがねで目を守り…と危険物の取り扱いをしますよね。
濃度は違いますが、これを食品に使うのはやはり心配です。
また、次亜塩素酸ナトリウムは有機物と反応すると発がん性物質ができることが知られています。(有名なのは、トリハロメタンの一種のクロロホルム)
また、塩酸や酢などの酸を混ぜると有害な塩素ガスが発生することもご存じだと思います。
(ハイターの混ぜるな危険の注意喚起がこれです)
けい皮吸収により、ひとのアレルギー疾患を増悪することも報告されています。
以上のことから、食べてすぐに影響が出ることはなさそうですが、個人的には長い目で考えたときに、安心して食べることはできないなと思いました。
特にこどもには食べさせたくない野菜です。
ただ残念なことに、給食も同じ消毒方法をしているところが多いので、避けようがないのが現状なのです。
カット野菜の栄養価はあるのか?
中性洗剤や次亜塩素酸ナトリウムで何度もで洗浄された野菜に栄養が残っているのか?
キャベツ、レタスを使った実験では、水道水と比較して、
ビタミンC、ミネラル類(カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄)の栄養成分にあまり大差はなかったのだそう。
これには驚きましたが、栄養が残っているというのはうれしい事実です。
安全なカット野菜がある
これまでカット野菜の残念な部分をお伝えしてきましたが…
実は次亜塩素酸ナトリウム未使用のカット野菜があります!
わたしも使っていますがオイシックスさんが提供するカット野菜は、水洗いのみ。
次亜塩素酸ナトリウムや添加物は使用していません!
公式HPからは洗浄方法が確認できませんでしたので、問い合わせをしたところ、
冷凍食品以外はすべて水洗いのみとのことでした。
※冷凍食品は商品によりことなるそうです。
わたしはKitOisix(ミールキット)を定期的に利用していますが、そこに入っているカット野菜も安全なカット野菜です。
もちろん次亜塩素酸ナトリウムを使っていないので異臭を感じたことは一度もありません。
そのため賞味期限は短いですが、こどもにも安心して食べされることができます。
こちらの記事でオイシックスのおためしセットの紹介をしていますのでご覧ください。
まとめ
今回カット野菜について調べた結果、以下のことがわかりました。
- カット野菜は危険とは言われていないが、100%安全とは言えない
- 極端に栄養が落ちることはない
- 安全なカット野菜もある
個人的にとても気になることは、次亜塩素酸ナトリウムが適正に使われているかどうかです。
厚生労働省も適正な管理の元での使用を認めているわけですので、適切に管理されていなかったら…
とはいえ、コンビニやスーパーに出回っているものはほんの一部で、カット野菜の多くは飲食店など外食チェーンで使われているそうです。
知らず知らずのうちに食べているんだろうなと思います。
以上のことからわたしは、次亜塩素酸ナトリウムで洗浄したカット野菜は「日常的に食べる」ことはおすすめできないと思いました。
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