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知らずに食べている…農薬が危険な理由とひとへの影響

農薬は危険?
お悩み人

農薬は危険なの?
野菜の残留農薬はからだにどのような悪影響があるの?

健康のためにも積極的に摂りたい野菜ですが、気になるのが残留農薬です。

いまだに日本では、発がん性や脳神経の病気が指摘される農薬が主流で使われているので、危険性や回避方法を知らないと、気付かないうちに農薬を日常的に摂取することに!

そこでこの記事では、農薬の危険性や日本の農業事情、農薬を避けるための対策について、くわしく解説します。

農薬を完全に避けることはむずかしいですが、この記事を読むことで、摂取する農薬を少なくすることができるので、食の安全を大切にする方は最後までお読みください!

この記事でわかること
  • 農薬の毒性一覧
  • 農薬のひとへの影響
  • 農薬を避ける方法
記事を書いた人

余計なものを摂り込まない!/
からだにいい食品を摂るより、からだに悪いものを避ける無添加生活がおすすめ♡

みう
無添加マザーみう
  • ずぼらな働く母
  • 息子(ぼく)のアトピーを食事で改善
  • 添加物や農薬をさけた自然な暮らしをしている(5年目)
  • 家族(主にぼく)想いで添加物や農薬にくわしい
  • 無添加食品が好き
目次

残留農薬について

まずこの記事で解説する”農薬”について。

問題視されるのが、栽培中に散布した農薬が野菜に残留してしまう「残留農薬」です。

農薬には、残留農薬量を考慮して、「使用できる作物」・「使用できる時期」・「使用してよい量」などの使用基準が野菜ごとに決まっています。

つまり、農薬がある程度残留する前提で、基準が設定されています。

日本の農業事情からみる、残留農薬のからだへの影響

お悩み人

残留農薬は危険なの?
それとも使用基準内なら安全?

基準値内でも安全とはいえません。

それは日本の使用基準はとてもゆるいので、農薬使用量が多いことや、毒性の強い農薬を使っいるから。

残留農薬の許容量は国ごとに決まっていますが、日本は他国と比べてもゆるく設定されています。

無添加マザーみう

ちなみに日本は世界上位3位以内にランクインするほどの農薬大国!

この他にもこのような理由で、残留農薬は安全とはいえません。

農薬が危険とされる理由

  • 日本ではやばい農薬を主流に使っている
    (海外では使用禁止・使用規制)
  • 日本の農薬使用量の多さ
  • 複数の農薬を摂取したときの複合的な影響を考慮していない
  • 農薬の毒性試験では製品ではなく、農薬の原液しか検査されない
  • 使用濃度や使用頻度などのルールを守って正しく使用されているかわからない
  • 薬剤抵抗性をもった虫や草の出現
  • 農薬を使うことで栄養価が低くなる

このような理由から日本の野菜の安全性レベルは低いんです。

また農薬は、農薬原液と添加物(界面活性剤など)からできていますが、

毒性試験は農薬原液しか調査されておらず、添加物を加えてできた製品が、本当に安全かどうかはわかりません。

無添加マザーみう

農薬原液に添加物を加えることで毒性が強くなるという意見もある!

ここでは説明しきれないほど、農薬が危険だという意見が多く、からだへの影響がないとは言えません。

特に毒性の強い農薬3つ

日本で使われる農薬の中でも特に問題視されるのが、この3つの農薬です。

  • ネオニコチノイド系農薬
  • グリホサート
  • ポストハーベスト
無添加マザーみう

この3つは、スーパーの作物にほぼ使われています。

具体的な毒性や特徴がこちら。

農薬の毒性一覧

農薬の種類ひとへの影響
ネオニコチノイド系農薬神経毒
(自閉症や発達障害など)
グリホサート発がん性、催奇形性、神経毒
生殖異常など多数
ポストハーベスト発がん性、催奇形性
これだけは避けたい!3大農薬
無添加マザーみう

3つとも恐ろしい農薬…

ネオニコチノイド系農薬

農薬散布

ネオニコチノイド系農薬は、日本の農業では一般的に使われる殺虫剤の農薬です。

少量で効果が大きいことから、減農薬の野菜にも使われる場合があります。

ネオニコチノイド系農薬のからだへの影響は神経毒

ネオニコチノイド系農薬
ひとへの影響自閉症や発達障害などの神経毒
目的防虫
特徴浸透性があるため洗っても落ちない・残留性が高い
使われる作物野菜全般 ※産地問わず

ネオニコチノイド系農薬は自閉症や発達障害などの健康被害が多数報告されており、

近年の自閉症・発達障害の増加となにか関連性があるとの指摘があります。

無添加マザーみう

特にこども・お母さんのおなかの赤ちゃんへの影響が大きいとも。

くわえて、水に溶けやすく残留性が高いため、野菜を洗って落ちない・長期的に影響するという特徴も。

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ねずみの実験では、3世代先まで影響することもわかっています。

そのため、EUをはじめとした諸外国では使用禁止・使用規制の措置をとっていますが、日本は使用基準を緩和したり、ネオニコチノイド系の新しい農薬を追加承認するなど諸外国とは逆の動きをしています。

ネオニコチノイド系農薬の危険性についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、確認してくださいね。

グリホサート

グリホサートは除草剤のひとつ。

畑だけでなく、一般家庭や公園などでも広く使われていて、

日本では野菜に直接散布されることはまれですが、海外では小麦や大豆の収穫前に散布されることが多いです。

(※遺伝子組み換え作物には栽培中から散布されます)

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ホームセンターでよく見るラウンドアップがそうです!

グリホサートのからだへの影響は発がん性など多数

グリホサート
ひとへの影響発がん性、催奇形性、神経毒、生殖異常など多数
目的除草
特徴国内外問わず使用される
輸入作物は残留濃度が高い
使われる作物輸入小麦・輸入大豆・遺伝子組み換え作物

こちらも日本では一般的に使われますが、

発がん性、神経毒性、生殖や出産への影響、世代を超えて受け継がれる影響など、さまざまな悪影響が続々と発表されています。

WHOも「グループ2A:おそらく発がん性がある」と評価しているほど。

実際にアメリカの裁判では、「がんになった原因はグリホサートによるもの」「がん発生に関する研究データを隠蔽していたこと」などが明らかになり、現在ラウンドアップの訴訟件数は、数万件を超えているんだとか!

無添加マザーみう

ネオニコチノイド系農薬とおなじく
諸外国では使用規制の動きだけど、日本では使用緩和!

グリホサートの残留基準値のグラフ
コープ自然派公式HP

こちらが2017年にグリホサートの残留基準値を緩和した作物で、どれも食卓ではおなじみの原料です。

無添加マザーみう

世界中で禁止され行き場をなくしたラウンドアップが日本に流れてきたの?と疑いたくなるほど。。

また、グリホサートはプレハーベストとしても使われるため、農薬成分が高濃度に残留します。

プレハーベストとは?
収穫しやすくするために収穫前に除草剤をまくこと。
これにもグリホサートが使われることが多く、残留農薬値が高くなる。
(日本でもプレハーベストを行うことがある。)
作物例:小麦や大豆など
カナダ産の小麦はほとんどの場合にグリホサートが検出されるんだそう。

グリホサートが残留しやすい食品をこちらの記事で詳しく解説しているので、確認してくださいね。

ポストハーベスト農薬

ポストハーベストとは、長期貯蔵・長期輸送する過程で作物を虫やカビなどから守るために、収穫後の作物に散布する農薬です。

ポストハーベストが散布されるのは、外国産の輸入作物だけで、国産作物には認められていません。

それは、ポストハーベストでは日本では使用禁止の農薬をつかうからです。

お悩み人

日本では禁止の農薬なのに使ってもいいの?

それは、”農薬”として散布するのはNGですが、”食品添加物”としての散布ならOKとされているから!

どうしても外国から作物を輸入する必要があった日本は、苦肉の策として”農薬”ではなく”食品添加物”としての使用を認めたという経緯があります。

そのため、国産作物に使うと農薬扱いとなるため使用されませんが、輸入作物には食品添加物として堂々と散布されるというわけです。

無添加マザーみう

経済的・政治的な理由から許可された農薬…

ポストハーベストのからだへの影響は発がん性

ポストハーベスト
ひとへの影響発がん性、催奇形性
目的殺菌・防虫
特徴野菜への残留性が高い
使われる作物輸入作物全般

ポストハーベストは発がん性はじめさまざまな不安があります。

  • 農薬濃度が濃い
  • 皮の中にまで浸透する(洗っても落ちない)
  • 発がん性や催奇形性が疑われる薬剤がある

特に注意したいのが、防カビ剤として輸入柑橘類に使われる「オルトフェニルフェノール(OPP)、チアベンダゾール(TBZ)、イマザリル」など。

いずれも発がん性が指摘されています。

こちらがポストハーベスト農薬の残留量が多い作物です。

ポストハーベストが心配な作物
無添加マザーみう

これらの作物は、有機か国産のものを選ぶよ!
とくに小麦・大豆・柑橘類は気を付けています!

解決策

このような残留農薬のある野菜やくだものがスーパーに並ぶため、選ぶ際には注意が必要です。

農薬を避けるためにわたしが実践している方法を解説します。

危険な農薬を避ける方法

一番おすすめ!とくにこどもや妊婦さんには強くおすすめ!

  • 有機野菜を食べる

有機野菜が手に入らない場合はこれ

  1. 残留農薬の少ない野菜を選ぶ
  2. 農薬を落とす
無添加マザーみう

できることからはじめよう!
次から具体的にどうすればいいのか解説するよ!

危険な農薬を避ける方法①有機野菜を食べる

有機野菜

有機野菜を食べることで、これ以上農薬成分を取り込まないこと・取り込んでしまった農薬成分をデトックスすることができます!

いつもの野菜を有機野菜に変えただけで、約1ヶ月で尿中のネオニコチノイド系農薬の濃度が90%減るという複数の実験結果があり、デトックス効果も期待できます!

無添加マザーみう

有機野菜には農薬をデトックスする力がある!

そして、なによりも有機野菜はおいしくて栄養価も高いことが多く、野菜嫌いのこどもにもおすすめ!

みうとぼく

有機野菜は味が濃く、苦みが少ないので、ふつうなら苦くて食べにくいような葉物野菜もペロッと食べられる!

その他にも有機野菜を食べるメリットはたくさん!

有機野菜のメリット
  • 危険な農薬を使っていない
  • 取り込んでしまった農薬をデトックスできる
  • 栄養価が高いことが多い
  • おいしい

とはいえ日本の有機野菜の割合はとても低く、5%以下!

スーパーでは手に入りづらいので、有機野菜の宅配サービスがおすすめです。

初回は、お得なおためしセットが用意されている場合が多いので、まずはそれから!

こちらの記事で安全性の高い有機野菜宅配サービスの特徴をまとめているので、参考にしてみてくださいね。

無添加マザーみう

はじめての方は、980円から有機野菜をおためしできるサービスも!
まずはおためしではじめてみたいという方にぴったり!

危険な農薬を避ける方法②残留農薬の少ない野菜を選ぶ

どうしても有機野菜が手に入らない場合もあろうかと思います。

そこで大切なのが野菜の選び方です。

農薬の使用には、「使用できる作物」・「使用できる時期」・「使用してよい量」などの使用基準が野菜ごとに決まっていたり、農薬が残留しやすい野菜なんかがあったります。

その特徴をおさえて、できるだけ安全な野菜を選びましょう!

野菜選びのポイントはこちら。

野菜選びのポイント
  • 旬のものを選ぶ
  • 大きい野菜・色が濃い野菜は選ばない
  • 農薬使用量や残留量の少ない野菜を選ぶ
  • 海外の作物は選ばない

旬のものを選ぶ

旬の野菜やくだものを選びましょう!

それは、季節に合った野菜は育てやすいため、農薬や化学肥料が少ない傾向にあるからです。

逆に季節外の野菜は、農薬の使用量が多い傾向にあります。

またハウス栽培になる場合が多いため、太陽の力での農薬の分解が進まないなどのデメリットがあります。

無添加マザーみう

栄養価も旬の野菜が高い!

大きい野菜・色が濃い野菜は選ばない

つい色の濃い大きい野菜を選びがちですが、小さくて、色が薄い野菜を選びましょう!

それは本来の野菜は、小さく・色が薄い傾向にあるからです。

逆に、農薬や化学肥料をたっぷり使って育てると、肥大化して色の濃くなる場合が多いです。

無添加マザーみう

わたしも家庭菜園で農薬・化学肥料なしで野菜を育てていますが、実の引き締まった色の薄い野菜ができますよ!
その分、味が濃くておいしいよ!

ただし、有機栽培でも育て方によっては大きくなる場合もあるので、参考程度に。

農薬使用量や残留量の少ない野菜を選ぶ

農薬の使用量は野菜ごとに決まっていたり、農薬が残留しやすい野菜なんかがあったります。

残留農薬の少ない野菜を選びましょう。

残留農薬の少ない傾向にある野菜がこちら。

残留農薬が少ない野菜
  • キャベツ
  • とうもろこし
  • なす
  • 玉ねぎ
  • さつまいも

逆に残留農薬の多い傾向の野菜がこちらです。

残留農薬が多い野菜
  • ほうれん草
  • ケール
  • セロリ
  • トマト
  • きゅうり
  • ジャガイモ
  • ピーマン
  • レタス
  • くだもの

これらの野菜は有機栽培のものを選ぶと安心です。

こちらもあくまで基準ですので参考程度としてくださいね。

海外の作物は選ばない

ポストハーベストが心配な作物

輸入作物を選ぶときは、有機栽培のものを選びましょう!

それは、基本的に輸入作物は有機栽培を除いて、ポストハーベスト農薬が使われているからです。

また、パンやしょうゆなどの、輸入作物を使った加工品にも気を付けたいところ!

輸入品の穀物は、加工品として使われることが多いので原材料名の欄でチェックしましょう!

無添加マザーみう

特にパンは輸入小麦が使われることが多い!

危険な農薬を避ける方法③残留農薬を洗い落とす

一部にはなりますが、これらの方法で一部残留農薬を落とすことができます!

  • 水洗いで落とす
  • 下ごしらえで落とす
  • 調味料で落とす

※ネオニコチノイド系農薬など浸透性の強い農薬は落とせません

野菜別で効果的な除去方法があるのでチェックしてみてくださいね!

野菜の農薬除去方法

野菜やり方ポイント
葉物野菜外側の葉を取り除く最も農薬を浴びた外側の葉っぱを取り除く
根菜皮を厚めにむく
水にさらす
皮下に浸透した農薬を取り除ける
果菜
(とまとやナスなど)
流水でこすり洗い
板ずり
湯むき など
流水でしっかり洗うことと、皮がむけるものはむき、向けないものは塩もみや板ずり
茎菜
(ねぎやアスパラなど)
外葉は捨てる
茹でてから使う など
流水でしっかり洗うことも大切
花菜
(ブロッコリーなど)
小房にわけてゆでる蒸すのではなくゆでるのがよい
豆・きのこ流水でよく洗う
ゆでこぼす など
カットしてからゆでるとさらによい
くだもの流水でこすり洗い
皮をむく
くだものは農薬多め

農薬を落とす方法はこちらの記事でくわしく解説しているので気になる方は参考にしてみてくださいね。

とはいえ、手間がかかる・野菜の味が落ちる・栄養も流れ出る などのデメリットがあるため、おすすめは有機野菜です。

まとめ

とくに危険な農薬の毒性・避け方について解説しました。

スーパーに並ぶふつうの野菜やくだものには、たくさんの危険性の高い農薬が使われています。

とくに、こどもや妊娠中のおかあさんへの影響は大きいので気を付けたいところです。

農薬の毒性一覧

農薬の種類ネオニコチノイド系農薬グリホサートポストハーベスト
ひとへの影響神経毒
(自閉症や発達障害など)
発がん性、催奇形性、神経毒、生殖異常など多数発がん性、催奇形性
目的殺虫剤殺虫剤殺菌・防虫
特徴浸透性があるため
洗っても落ちない・残留性が高い
国内外問わず使用される
輸入作物は残留濃度が高い
野菜への残留性が高い
使われる作物野菜全般野菜全般輸入作物
これだけは避けたい!3大農薬

有機野菜へ切り替える・害の少ない野菜を選ぶなど、できることからはじめてみませんか?

安全性の高い有機野菜は、スーパーでは手に入りづらいので宅配サービスがおすすめです。

こちらの記事で有機野菜宅配サービスの特徴をまとめているので、気になる方は参考にしてみてくださいね。

無添加マザーみう

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